10時半ごろシャルルドゴール空港に到着し
そこからパリ市内に移動してから ギャラリーへの挨拶もそこそこに 私たちは今日から泊まる 貸アパートメントの鍵渡しをしてもらわなくてはならず 2時にオーナーさんと待ち合わせをしているので ギャラリーの担当のKさんに アパートの住所を伝え 連れて行ってもらいました。 徒歩10分ほどの絶妙な場所でした。 日本人のKさんはもちろんフランス語もペラペラですが 翌日から私たちと入れ替わりで日本に向かうため すぐに準備に戻られました。 第一の不安は オーナーさんは時間通りに来てくれるのか メールでのやり取りだけでここまで来ているので なんだか不安; 言葉の問題は JUNさんがいるのでまぁ大丈夫だろう;と 私としては ベッドの高さやスペースなども確認できていないところ やはりちゃんと見るまでは ほんとは心配していました。 アパートの入り口がわかったので 時間まで真ん前のCafeで軽くランチをして待っていたら 2時ちょうどに アジア系の20代の美人さんが立っています。 それっぽいので声をかけたら オーナーさんの代わりに来たと。 英語でしゃべってくれたのでなんとかわかりました。 アパートの入り口に段差がひとつ。これは大丈夫。 ![]() アパートの表の扉。鉄の扉。(セキュリティちゃんとしてる) 中にもう1つ扉。これも重い鉄の扉。 ![]() そしていざ部屋の前に・・・・ 段差1段。・・・そして90度左を向いて2段! いやいやいやいや; ![]() ![]() JUNさんがいれば手伝ってもらえますが この段差は私ひとりでは上がれません。 えぇ~ どうすればいいのーー? しかも しかも 家の中に入ると 40センチくらいはある 大きな段差が!! ![]() こんな段 部屋の写真には載ってなかったし もちろん間取りにだって!! ![]() この段差の先にベッドが! ベッドまでも辿りつけないよ;;; いやいやいやいや・・・! ベッドどころか 部屋に入れん!! 乗り越えなければいけない壁が多すぎて; えぇ~!! 代理で来た美人さんに抗議することもできず (多分バイトだろうし) だからといってオーナーさんに抗議することもできず (どう言っていいかわからない;英語で;) 例え 抗議したところで だし; とにかく何とかできないかとアレコレ考え JUNさんも考えてくれて 段差を上がらないで済むキッチンの前へ ベッドを移動させれば なんとかなるかと。 キッチン前にベッドが入るスペースがあってよかった!! (そうするとキッチンとベッドの隙間10センチ! でもギリギリ入ってよかった!! しかもなんとかベッドの足元側にスペースがあるので 車イスからベッドにばーごんさんを下ろすことができる!) しかもベッドが2人でなら運ぶことができる マットタイプのベッドでよかった!! (これが木枠の頑丈なベッドなら動かせないし;) 2つの奇跡が重なって 部屋はどうにか使える!! あとは 2人だけでこの部屋に帰る時に 部屋に入る方法・・・; 段差を埋める台が必要だなーと ホームセンターに行って材料買って作るかーとか JUNさんも考えてくれて とにかく美人さんには 保証金と残金を支払い 彼女、領収書も用意してないのに 彼女に現金を渡して大丈夫かという思いなど 他の心配事でふっとび いったんギャラリーに戻って このビックリの段差の話をしました。 そうしたら 美術係のOさんが 事情を理解して 材料も道具もあるものを使っていいよと、貸してくださり この段差を 私一人で持ち上げるには(車イスをウィリーさせて上がる) ばーごんさんの経験上 1段ずつの段差にするのが一番いいという案で JUNさんとともにその場で 段差を埋める台を作ってくださり JUNさんは 約60センチ四方厚さ10センチほどの かなり大きいそれを持って アパートまで運んでくれたのです。 止まって開きっぱなしになってくれない重い鉄の扉を押さえつつ 車イスを押して入り 最初の1段と 次の2段の段差を面一になるようにして 1段ずつにの段差になるよう作ってくれた台をセットし ![]() 私ひとりで車イスを持ち上げて 向きを変える練習を 何度か重ね なんとかかんとか その日のうちに 部屋に入れるようになったのです!! いやいやいやいや; みなさんのおかげでしかない。感謝、感謝です。 しかし・・・ オーナーさんにはメールでさんざんと車イスだと いうことは伝えていたつもり・・・です。 でも 確かに 入り口の幅は聞いたけれども 部屋の中に段差はないか 手前の入り口に段差はないか とは確かに聞いていない・・・; ・・・これは私のミスなのね; 今思えば 『うちは車イス無理よ』とメールをくれたホテルに ばーごんさんは腹をたてていたけれど 向こうから断ってくれて親切だったのね; そして もうお風呂のことなどはふっとんでいましたが この時点でばーごんさんのシャワーは無理~。 だってシャワールームは40センチの段差の向こうだもの。 18日間シャワーなしのパリ滞在が決定したのです; ただ このアパートの場所 ギャラリーからも近くて ホテルと違い 生活をしている感覚 家に帰ってきた感覚。 結果 私たちには そういう意味では本当に助かったので よかった! でも、かなり大変だった!(みなさんのお力がなければぜったい無理だった) 決して車イスのみなさまには勧められない! (この段差を毎日何度も越えることで 知らないうちに私は手首を痛めていた~) 私たちもさすがに あの部屋にはもう1度は住めないし、住まない。 でも今回の私たちの場合は 結果的には よかった。 ・・・複雑です; ちなみに バイトの美人さんから 私たちのドタバタを聞いたかどうかもわかりませんが オーナーさんからのコメントは特になく 日本に帰ってから一応仲介の会社の担当にもメールで伝えましたが 特に返答はありません。 でも でも 部屋までの通路に段差がなくて 部屋にちゃんと入れて お風呂も使う事ができて ベッド横に車イスのスペースがあって 部屋の中に段差さえなければ そんな部屋が見つかりさえすれば; パリの貸アパートメントは ホテルより絶対いいです~。 おすすめできるような できないような 役に立たない情報で 申し訳なく思いつつ 次は なんの話になるのか わからないまま 滞在記は続く~。
by arigatou1123
| 2016-03-30 10:08
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