振り返るとほとんど受け身の人生だったと思う。
誰かにしてもらうというのが身についてしまった。
自分の能力を過小評価して
自分ではできないものだと最初からあきらめて。
失敗の恐怖は相当なもの。
”怒られる”と言った幼い記憶がベースになっているのかもしれない。
自分から何かをするのは責任が伴いリスクも大きい。
そんなことを知らず知らずのうちに刷り込まれていた。
問題を出されてそれを解く。
それが当たり前だった。
常に優劣がつけられ
誰かと比べ
自分にレッテルを貼る。
大概が否定的なレッテル。
どんどん自分を制限して
誰かがつくった問題をまた解こうとする。
解ければ自信にもなるが
解けなければ・・・。
自分を認めたいが認める材料が無い
と思っていた少年。
人の目を氣にして
人から評価を受けたがっているうちは
受け身から脱出できない。
そんなことはわからずもがき苦しむ。
そして今、いろんな体験を経て
ようやく自分の力を認められるようになってきた。
だいぶ受け身の術も捨ててきた。
でもまだ、たまに出てくるその術。
今なら向き合って感じながら手放せる。
過去を思い出して。
受け身の体験はもういらない。
自分がやりたいことをやる。
自分の人生を生きる。