書のワークにいくまえに会場の「ストロング・ホールド」について。
「ストロング・ホールド」は神戸市北区にある田園風景が残っている住宅地の一角にあります。
マザーアース・エデュケーションという団体を主宰されている松木正さんがご自分の敷地内つくられた多目的ホール。
30畳ほどの板張りのスペース。
吹き抜けになっていて解放感があり。
設計士の方や大工さんなど、すべての人に思いを伝えてじっくりと作られたこのホールは、風を感じ、木のぬくもりを感じ、心地よく安心していられる、
まさに「ストロング・ホールド」、強く抱かれている空間でした。
松木さんの熱い思いが形になったでしょうね。
僕のトークの前に「ストロング・ホールド」という名前をつけた由来を語っていただいたのですが、この名前にはそんな物語があったとは。
ちょっとうろ覚えですが・・・。
昔、アメリカインディアンが白人との対立の中、白人側から武器の使用での話し合いがあったとき(?)、一人の耳の不自由なアメリカンインディアンの持っている銃を白人が取り上げようとしたとき(言ってわからなかったから取り上げようとしたのか?強引に取り上げようとしたのか?)、なぜ銃を取り上げられるのかわからなかったそのインディアンが、取り上げられないようにしたときに銃が暴発して、
そこから抵抗したということで300人のアメリカインディアンが殺され、そして逃げ延びた者たちが向かったのが森の中にある「ストロング・ホールド」という場所。
逃げ延びたインディアンたちにとっては強く抱かれ、安心できる場所だったのでしょうね。
松木さんは長年共に生活して今も交流のある、ラコタ スー族の人から聴いた話から安心していろんなことを創造していける、人々が集まれる場所として「ストロング・ホールド」というネーミングにしたのでしょうね。
本当に落ち着ける場所です。