人気ブログランキング | 話題のタグを見る
パーフェクトワールド。


フジテレビ火曜9時
ドラマ『パーフェクトワールド』

障害の度合いとか
年齢とか 
まわりの人との関係も

ばーごんさんとはあきらかに違いすぎるんだけど

中途障害を負った人の 

不自由さとか

葛藤とか

未来や 恋愛を諦めてしまうこととか

そのあたりのリアルな心の動きと

実際の生活の悩み

排泄障害のこととかも描かれていて



どうしても重ね合わせてしまって

毎回泣いてしまう。


いや、状況は 全然違うし

桃李くんは 手は自由な設定だし

仕事を持っているし

ひとり暮らしできてるし


何よりばーごんさんよりだいぶ若いし

かなり男前だし笑

山本美月ちゃんもめちゃくちゃかわいいし笑


まわりの反応とかも

全然 違うんだけど



でも きっと

怪我をしてから

もう今までの様には動けないと
知った時の絶望や 

死にたくても
そのとき自分では死ぬことすらできなかったこと

なんとか状況を受け入れ
生活ができるように立ち直るまでの 
心の動き

もがき苦しんだところは きっと同じ。


そして 運命の人と出会ったところも。





桃李くんはドラマの中で
『こうなってよかったと思ったことなど1度もない』と
言っていました。

もちろん、不自由になってよかったことなどないでしょう。


でも ばーごんさんは
『こうなったからこそ わかったことがある。』と
言っていました。

逆にいうと
『こうならなかったら決して自分には
 
わからなかったこと』がある と。


主題歌の
『まちがいさがし』の歌詞

まちがいさがしの間違いの方に
生まれてきたような気でいたけど

まちがいさがしの正解の方じゃ
きっと出逢えなかったと思う

・・・・・・・


ばーごんさんのセリフかと思った。


米津玄師には『Lemon』に次いで 
また泣かされている。

いやもう号泣;;




何を
『間違い』とするか
『正解』とするかってこと
ではあるけど;


きっと

ばーごんさんが運動神経抜群の
ただの男前のまま
大人になっていたら


私たちは 出逢っていなかった。


私はきっと見向きもされていなかった笑



だから

絶望も

死にたいと思うほど苦しかったことも

ドロドロの感情と向き合ったことも

そのための大切な過程だったと

今、心からそう思っている。

パーフェクトワールド。_e0163013_20012717.jpg

ばーごんさんも ぜったい 


私に出会えたから笑 



そう思ってる


はず。
















・・・・・・・・・・・・・・・・












































# by arigatou1123 | 2019-05-29 20:05
『ありがとう』を伝える。


ばーごんさんと一緒に作った
『ありがとう』を伝える本。

『ありがとう』を伝える。_e0163013_20504664.jpg
ばーごんさんが生きていれば 
作り続けていたと思うけれど

私ひとりになった今、
残っている約2000冊を 大切に
必要な方に届けきることが

私が
いま、前向きにやろうと思えること。


ばーごんさんの友人で

教育に関するワークショップや
こどもキャンプなどを行っている
コーチ(澤田くん パルセイト代表)に

どうしたらこの本のことを 
みなさまにわかってもらえるか
相談しました。

コーチはいっとき
ばーごんさんの書教室を開催してくれていましたが

その後も
ばーごんさんとずっと何か一緒にやりたいと
思ってくれていたのに
実現できなかった ということもあって

私の相談を快く受けいれてくれました。


『ありがとう』を伝える本は

いい本だから 勝手に広がっていく と
思ってました笑。

でも コーチとの会話の中で

この本を作ろうと思った私の思いや
背後の物語を伝えた方が
たくさんの人にわかってもらえるね ということになり

『ありがとう』の本のワークショップを開くことになりました。

今までは キャラの濃い 
'ばーごんさん' という主役がいたので
裏であーせいこーせい言うだけで 決して表に出ず
コントロールしていた(笑)私ですが

コーチにサポートしてもらって
初めて 私が みなさまの前に出て
お話をする側になりそうです。


もともと『ありがとう』の本は

ばーごんさんが 
絡まりすぎてわからなくなっている自分の気持ちを
うまく表に出せたらいいなと思って
私が企画した本なので

話したいことはいっぱいあります。


私が知らないばーごんさんもいっぱいいますが

多分 私しか知らない
ばーごんさんのことで、お話したいことも
いっぱいあります。

そして、ばーごんさんが伝えたかったけれど

伝えきれなかったことを

代わりにお話したいと思います。



『ありがとう』の本は
 伝えたい『ありがとう』がある人のための本なので

伊藤進を知らない人にも ぜひ知ってもらって
使ってもらいたいです。



それから、

全てが急展開で
闘病すら みなさまにお知らせしていなかったため

身内だけでお葬式をしたので

ちゃんとお別れができていないなと感じるみなさまには

ばーごんさんとのお別れの場としても
考えてもらえたらいいな と思います。


〜 『ありがとう』を伝える本 書き方 ワークショップ 〜

日時 2019年6月23日(日)13:00〜16:00(12:30受付)
   *11:00より開場してフリータイム(作品を少し展示の予定)

会場 新大阪ココプラザ 405号室
   (東淀川区東中島1−13−13)新大阪駅より徒歩7分

参加費 3000円

主催 Pulsate (代表 澤田智茂)





















・・・・・・・・・・・・・・・・・



























































# by arigatou1123 | 2019-05-11 00:28
平成の終わり。



平成 が終わろうとしていて

テレビ番組も
あれこれ平成を振り返り 懐かしんでいますね。



先日のイチローの引退も

なにかが終わったような気がして

何の関係ないのになぜか涙が止まらなかった。



私のなかでは 


ばーごんさんに会う前。

ばーごんさんと一緒のとき。

ばーごんさんがいなくなってから。


そこには線がハッキリと存在する。

平成の終わり。_e0163013_09535861.jpg

これはまだ

ばーごんさんのガンを知らないときに撮った写真。

そのときの気持ちや空気感が蘇る。






ばーごんさんと一緒に共有した情報。

いなくなってから起こったこと。



イチローが引退したことも、

次の年号が 令和 ってことも  

一緒に行ったノートルダム大聖堂が
焼け落ちてしまったことも


ばーごんさんは知らないんだな。

今起こったことを共有できなくて、

寂しくてたまらない。


平成が終わると

ばーごんさんとの区切りが余計にハッキリしてしまう。

どんどん遠くなってしまう気がして。

これからは ずっと そうなんだけれど。



いや 
そうは言っても 本当は

何が起こっても 

(結構 衝撃的なことが私の身のまわりに起こっているけれど;)


きっと、ばーごんさんが見守っていると


いやむしろ どれもこれも 

ばーごんさんのさしがね だろうと

思っている。



じゃあ もう

ほんとは全部知ってるんやん て話しになるけど。



たぶん 体の自由度でいうと 

ばーごんさんの場合は特に

今の方が自由なんだろうな。


ばーごんさんがしあわせなら いい。


私が
そっちに行くまで

しっかりと 見守って おくれ 。

平成の終わり。_e0163013_18223114.jpg























・・・・・・・・・・・・















# by arigatou1123 | 2019-04-20 20:56
スタートの日。


あんまり寂しさを撒き散らしたくはないと思いつつ、

でもひとりで抱えすぎて 苦しくて 

どこかにちょっと吐き出すだけで 

少しだけ楽になることがあるので 許してください;;; 




ばーごんさんの笑顔が見たい。

スタートの日。_e0163013_17283770.jpg





2009年12月9日。

その日は私も大阪で仕事でした。

前日、ちゃんとお礼を言ってもらえなかったことで
悶々としていた私は

ばーごんさんが堺まで 個展の準備に行っているのを
知っていたので

帰り道なら捕まえられる!と思って
お昼過ぎに
『帰りに梅田で待ち合わせして 会いませんか?』
とメールをしました。

そのメールを受けても 多分ばーごんさんは何のことやら
さっぱりわかってなかったと思います。

だって まだ
この日で会うの5回目だったから;


電動車いすで入れるお店は限られていて 梅田ではなかなか
移動が大変なので
ばーごんさんちの近くのファミレスに行くことにしました。

6時頃なので お互いに『ご飯食べますか?』って言いましたが
ばーごんさんはあの時 帰ってまたご飯食べなあかんなーと
密かに思っていたと思います。

前日の話しをどれくらいしたか
何を食べたか ハッキリ覚えていませんが


『今日呼び出したのは

昨日のことでお礼言ってくれなかったので
文句言ってやろう と思った というのは口実で

本当は

迷惑でなければ 
ばーごんさんのことを男性として好きなので

全面的なサポートを 個人的に全部やりたいと思っています。

立候補はしますが、

考えてみて いやだと思ったら 断ってくれて大丈夫です。』

と一方的に自分から言いました。

たとえ、ばーごんさんが私に好意を持っていたとしても
自分では何もしてあげられないと思っていた ばーごんさんが
自分から言ってくることはないとわかっていたから。

そして私自身は 約1ヶ月、
自分で考えて 感じてみて

どう考えても 答えなんてわからないけれど、

心の底から湧き上がるこんな気持ちは初めてで

それを信じて行動しよう と自分で決めた
初めての結論だったから。


多分 私のこと 嫌いではなかったんでしょうね笑  ?

ばーごんさんは   『そんな覚悟あるん?』 と言いました。

『ついてこれるん?』 とも。

あくまでも強気。笑

『覚悟できてるか と言われたら
ちゃんとしたサポートができるかどうかは
私にもわからないけど
気持ちは本当なので がんばる。』と 
泣きながら決意を表明しました。


たぶん ばーごんさんは嬉しかったけど
ほんとに喜んでいいのか とまどっていたと思います。

だって
首の骨を折って車いす生活になって以来
自分にはもう彼女はできない って思っていたらしいから。

(そのわりに表面的には超強気。笑)

後日 ばーごんさん自身
ようあんなえらそうなこと言うたなー;って
反省していましたが。笑


きっと 強気でいないと
自分を保っていられなかったのでしょう。

弱いところ
出せるところもなかったのでしょう。




でも、本当に大変なのはその日から でした。


なんと言っても 
20歳で怪我をした時から 
ばーごんさんの身の回りのサポートを
20年以上も 
全部やってきたのは お母さん。


ばーごんさん自身は落とせても 笑

ばーごんさんとお母さんとの密接な関係に
関わっていくこと

そして 身の回りのことを実際にやっていくこと


これはまた 想像はしていたけれど

それ以上に

大変なことでした。




















・・・・・・・・・











































# by arigatou1123 | 2019-04-11 22:31
よびだし 前日。


日々の生活の中で
起こったこととか
思ったこと 

伝える人がいなくて
今 寂しい。

初めて 出会った日のこと

その後の いろいろも、

鮮明に覚えています。




2009年
10月31日
朝、パソコンを見ていて 
地域情報でグーゼン見つけた
大人の書の教室
その日の午後
ひとりで出かけていって

ばーごんさんに出会って 
ひとめぼれして

11月2日に 
天満でやっているという
個展へ行って

はーちゃんに写真撮ってもらって


2度 会ったきり

その後 
私は 友人と鎌倉に旅にでたり

しばらく時間をおいて 

私はひとり 自分の気持ちが

本当に ひとめぼれの

その直感の気持ちが ホンモノなのか、

じっくり確認していました。

この年の始めに離婚したばかりの私は

あまりの開放感で 自由で 楽しくて

特にパートナーなど もう求めていなかった 
なのに なんで 私が ひとめぼれ??

その上 本当に
自分が車いすの人のサポートをすることができるのか

どのくらいのハンデなのかもわからないし、

普通に考えて  大変やん;

そして もし 車いすの人と関わり始め

いざ、おつきあいを始めたら

ごめん 合わなかった と 簡単に別れるわけにはいかないな と。


でもそんなこと 

まだ彼のこと何にも知らないのに

今 決められる?


ま、その前に よく考えたら 
まずOKしてくれるとは限らないんだけど笑



11月21日
2度目の書教室の参加をして

帰り
御影駅から2人で帰りました。

ばーごんさんは誰にでも見せる愛想のよさで
いつもの調子。

でも私はあまり話もできず

その時は 最寄りの駅まで送りたかったけど 言い出せず

電動車いすのばーごんさんを 途中の駅で見送ってしまい 
とても後悔しました。

でも
12月にグループ展の準備のお手伝いを募集していたので
もちろん立候補し

12月8日 作品の搬入と飾り付けを手伝いました。

その帰り

今度は 少し時間があるからと 御影の喫茶店に2人で。

1時間くらい いたかなー。
フレンドリーなばーごんさんは
私の気持ちに これっぽっちも気づくことなく笑
ずっと楽しそうに自分のことをしゃべっていました。

でも そのおかげで
こちらから質問することなく

とりあえず 既婚者ではないこと とか
今つきあっている人はいないこと とか
どんなふうに生活しているか
一緒に住んでいる家族のことなど

ばーごんさんの情報が少し手に入りました。


このときは
いくつかの作品を受け取るため 
ばーごんさんの家の最寄駅まで

1時間ほどかけて
迎えに行き 

帰りも送っていきました。


その日、
かなり遠回りして
送り迎えして
お手伝いもし

ましてやあんなに楽しく話しを聞いてあげて笑 
お茶したのに

帰ってから

ばーごんさんからお礼のメールが来ない!怒 笑


ご挨拶がていねいなばーごんさんが
お手伝いしてくれた人にお礼のメールをしないなんて 
考えられない。

実は 
翌日からは堺でのグループ展があり
ばーごんさんの気持ちは そちらにすっ飛んでいて
すっかり忘れていたそうです。

そんなこととは露知らず

私はそのことが気になって

納得がいかず

翌日まで悶々とし

結果、
体育館の裏に呼び出すことになったわけです 笑。





つづく・・・
















・・・・・・・・・・・・・・























# by arigatou1123 | 2019-03-28 22:38



車イスの書家 伊藤進 作品と氣づきのブログ です
by arigatou1123
ウェブサイト
カテゴリ
全体
旅紀行
未分類
以前の記事
2020年 11月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 11月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 10月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
フォロー中のブログ
最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧